当社は、自社敷地内に太陽光発電設備を設置、発電を開始しました。地域社会との共生

を目指し、本社所在地の地名を冠した「法花寺太陽光発電所」とし、災害等による停電時

には、本設備を活用して電力提供を行うよう、近隣町内会と協定を締結いたしました。

　この取り組みは、当社敷地の活用と脱炭素社会の実現、今後の事業拡大に向けた研究開

発利用、地域貢献を目的に、環境省の「令和３年度ストレージパリティの達成に向けた太

陽光発電設備等の価格低減促進事業（二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金）」の採択

を受けて、実施したものであります。

　敷地内の運動場跡地と工場２棟の屋根に2,560枚、出力1,024キロワットの太陽光パネル

を設置。発電量は一般的な家庭の約300軒分の電力に相当する965,000ｋＷｈ、二酸化炭素

排出の削減量は368トン（いずれも年間）を見込んでおります。

　本設備を活用した地域貢献として、災害等による停電時に太陽光パネルで、発電した電

力のうち一部を、近隣住民に提供することとし、近隣町内会と協定を締結いたしました。

　また、今後、この設備を活用し「ミニ・スマートグリッドモデル」を構築、当社製品で

ある変圧器・電圧調整機器等、電気機器の研究開発を行うことも、計画しております。

　当社は、再生可能エネルギーの発電により、脱炭素社会の実現を目指し、災害時の周辺

地域へのサポートなど、企業理念である「豊かな地域社会の実現」に向けて、努力してま

いります。また、より良い製品の開発・提供等の事業活動を通じて、社会と未来への貢献

に、継続して取り組んでまいります。