受注生産を主とした大形変圧器を扱う大形工場は、仕様や納期がそれぞれ異なる数メートルもの大きさの製品を、複数台同時に製造できる能力を備えています。

個別設計された図面仕様書に従い、防塵室での巻線作業から、中身組み立て、塗装、仕上げエリアでの完成試験にいたるまで、一台一台、精度の高い製品づくりを行っています。

小形・中形変圧器工場においては、標準品の幅広い需要に応え、よりコストパフォーマンスの高い製品を提供できるよう、量産ラインの高機能化を実現。

複数のコイルを同時に製造できる巻線機の導入、中身組み立て・仕上げまで数台まとめて行うロット生産など、高品質な「ものづくり」と生産性向上の両立をめざしています。

受注によるカスタムメイドを主とする配電盤工場では、デジタルユニットなどの組み込みと配線作業を中心に、個別の仕様にフレキシブルに対応する体制を整備。

電力向け変電所システムなどでは、設計から完了まで１年以上かかるものもありますが、電気の安定供給に欠かせない重要な製品という意識のもと、品質確保に注力しています。

長期の連続稼働に耐える信頼性の高い製品を提供するために、材料レベルから、製造、完成までプロセスごとの品質確認を徹底しています。

各製品に合わせた試験装置を整備し、厳しい基準のもと数十項目におよぶ試験・検査を実施。部品・材料においても取引会社様に当社による定期的な指導に協力いただき、一定水準以上の品質確保に努めています。